SMA、2020年の豪州太陽光発電プラントへのパワーコンディショナ出荷実績1.6 GWを達成
2020年12月22日ニーステタール/シドニー : 昨今の動向としてサステナブルで安定したエネルギー供給を目指す大規模太陽光発電プロジェクトが増えています。再生可能エネルギーの貢献もあり、豪州において発電市場のシェアは増え続けています。2020年、SMAは発電量合計約1.6 GWの太陽光発電所にシステムソリューションを提供する一連の契約書を豪州にて交わしました。提供先の発電所は、クイーンズランド州、ビクトリア州、ニューサウスウェールズ州、サウス・オーストラリア州、ウエスタン・オーストラリア州、ノーザン・テリトリーにある15の大規模プロジェクトです。現時点で確定しているものと2020年末までに試運転調整が完了する総発電量6.5 GWの集中型パワーコンディショナを合わせると、SMAは豪州で約65%のシェアを占めます。
「オーストラリア市場では、再生可能エネルギーの割合がますます増加傾向にあります。世界的なコロナウィルス危機によりさまざまな課題に直面しましたが、2020年、SMA Australiaは大きな成功を収めました。今年、発電量1.6 GWのパワーコンディショナを提供する一連の契約書を交わせたことを 嬉しく思います。この発電量は、石炭火力発電所2基の平均出力に相当します。SMA Energy Systemsが提供するトータルソリューションにより、オーストラリアのエネルギー転換に大きく貢献できることを誇りに思います。エンジニアリングサービスも、供給事業と協力してますます大きな役割を果たすようになっています。エンジニアリングサービスは、早ければ企画段階に、プロジェクトが進んでから起こりうるリスクを先に特定し、それによってリスクを大きく減らします。たとえば、系統研究によってこれを可能にしています」と、SMA Australia のManaging DirectorであるMichael Ruttは述べています。
今年のハイライトは、オーストラリアの再生可能エネルギーの大手開発企業であるNEOENが資金を提供するWestern Downs Green Power HubプロジェクトにSunny Centralパワーコンディショナを提供する契約の締結に成功したことです。設置が完了すると、この太陽光発電農場は発電量460 MWと、オーストラリア最大となります。さらに、SMAはオーストラリア第2位となる162 MWのColumboola太陽光発電農場のEPC企業であるSterlingとWilsonにパワコンソリューションを提供します。2021年、SMA Australiaは、ウエスタン・オーストラリア州にあるJuwiが設置するEsperance Power太陽光風力ハイブリッドプロジェクトに、新しいSunny Central UPパワーコンディショナを提供する予定です。今年はService SalesチームやRepoweringチームも、数多くの契約締結に成功しています。
SMAは、約20年間オーストラリア市場で活発であり、集中型、分散型太陽光発電所に、屋上太陽光発電システム、太陽光発電事業プロジェクト、太陽光ハイブリッドプロジェクトのために考案されたソリューションを多く提供しています。オーストラリアのチームは、工学、営業、マーケティング、サービス分野の非常に優秀なスペシャリスト60名で構成されています。また、SMAのエキスパートは企画、設計、エンジニアリング、プロジェクト管理、太陽光発電プロジェクトの施工、試運転調整の支援も行います。
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